
業務委託を活用することは今や企業の必須の人材確保の手段です。
ですが、いざ導入するとして求人の方法が分からなかったり、募集の仕方を知らない方が多いと思います。
さらに契約内容も普通の正規雇用とは違いますので、戸惑うことも多いでしょう。
この記事では「業務委託を活用したい」「業務委託を活用するのを検討している」という採用担当者や経営者の方に向けてメリット・デメリットや求人方法を解説していきます。
ぜひ参考にしてみて下さい。
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業務委託とは?

では、まず業務委託の定義や現在の状況を解説していきます。
業務委託の意味
業務委託とは、自社に属している社員ではなく外部の企業もしくは個人に業務を任せることをいいます。
業務委託の契約ではアルバイトやパートのような時間給ではなく、成果物で評価をすることが一般的であり、その成果物にどれほど時間を費やしたかは関係ありません。
あくまで業務の「成果」で報酬を決めるため、細かいマネジメントは必要ありません。
派遣と業務委託の違い
よく「派遣」と「業務委託」は自社の社員ではないという点で同一の意味で捉えられることがあります。
ですが、ここには明確な違いが存在します。
それは、命令の指揮系統の違いです。
自社が外部に業務を委託しているという事実は変わりませんが、派遣業者の直接的な指揮は派遣元の会社になります。
しかし、業務委託の指揮はその企業や個人にあるので、指揮や命令はできません。
業務委託の現状
現在、日本では業務委託で業務を依頼する企業と依頼を受ける個人が年々増加しています。
それは「企業の人材不足」と「働き方の多様化」が大きな理由の1つだと考えられます。
企業は常に人材不足に頭を抱え、優秀な人材を確保することを望んでいます。それと同時に求職者は自分のライフスタイルにあった働き方を望んでいるため、業務委託の数が増加していると予測されます。
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業務委託の4つの求人方法

では、ここからは業務委託に求人を出す4つの方法を解説します。
- 求人サイトで募集
- クラウドソーシングで募集
- リファラルで募集
- 自社で採用する
求人サイトで募集
1つ目は求人サイトで募集を行うことです。
基本的に正社員の求人が比較的多いですが、有名な求人サイトであれば業務委託の依頼もできるサイトがあります。
ですが業務委託の募集ができない求人サイトもあるので、募集できるサイトを選ぶことから始めましょう。
また、求人募集を行う時点で費用がかかることが一般的であり、予算の都合で不利な企業にとっては若干難易度が高い募集方法です。
クラウドソーシングで募集
2つ目はクラウドソーシングで募集を行うことです。
クラウドソーシングは、業務委託を探している企業と依頼を受けたいフリーランスや企業をマッチングするプラットフォームです。
業務を委託したい企業が、クラウドソーシング上で委託したい業務や条件を公開し、企業やフリーランスなどが受託の希望を企業に提案します。
クラウドソーシングは個人のフリーランスや企業、また未経験者から専門家までが集まるサービスとなっているので、業務委託を依頼したことのない方でも比較的簡単に探すことができます。
リファラルで募集
3つ目はリファラルで募集を行うことです。
リファラルとは、自社で働いている社員の紹介で人材を採用する募集方法であり、求人サイトやクラウドソーシングで募集を行うよりも安価で人材を獲得できます。
さらに紹介を行った社員は現在も自社で働いている社員のため、ミスマッチが起きにくくトラブルも減少する傾向があります。
しかし、リファラルは社員の協力が必須となるので、紹介者の紹介料としてインセンティブを払うなどして紹介を促進する必要があります。
自社で求人
4つ目は自社で採用することです。
業務委託の募集は、自社サイト内でも可能です。
自社サイトの大きなメリットとしては外部サイトとは違い、文字数やフォーマットも関係なく、自社の事業や業務、求めるスキルなどを自由に募集できます。
さらに採用コストも安価に抑えることができ、自社採用サイトを新しく作成する場合でも低コストで高品質なサイトを作れます。
しかしクラウドソーシングや求人サイトとは違って業務委託の依頼を受けたい人が集まりにくく、採用には比較的時間がかかります。
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業務委託のメリット

ここからは業務委託を活用することのメリットを解説していきます。
- 即戦力が手に入る
- プロジェクトごとに依頼できる
- 人件費が安い
業務委託のメリット①即戦力が手に入る
1つ目は即戦力が手に入ることです。
業務委託を行う最も大きなメリットは、すぐに戦力になる人材を確保できることです。
企業によっては人材が足りないという理由から事業が進まなかったり、機会損失が生まれてしまっていることがあり、少し高く報酬を払ったとしても優秀な人材が欲しいという方が多いです。
そのため、人材不足で業務が回らない企業と業務委託は非常に相性が良いです。
業務委託のメリット②プロジェクトごとに依頼できる
2つ目はプロジェクトごとに依頼できることです。
業務委託を活用する場合は主にプロジェクトごとか納品ごとの契約が多いです。
もし契約中に予想以上の働きを見せれば引き続き依頼し、それ以下なら契約しないという方法が自由にとれるため、活用の幅が広いのも大きなメリットです。
業務委託のメリット③人件費が安い
3つ目は人件費が安いことです。
業務委託は一見、報酬が高く人件費が高くなってしまうかと思いますが、正社員を雇う場合と比べると結果的に安くなることが多いです。
正社員の場合、
- 採用コスト
- 福利厚生
- ボーナス
- 給料
- 社会保険
などの人件費がかかってきます。
さらに未経験で雇った場合は、育成コストまでかかります。
ですが業務委託であれば、すぐに戦力になり、必要がなくなれば契約を終了できますので活用がしやすいです。
総合的な人件費を考えれば業務委託は有効な手段といえます。
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- 業務委託のメリットは?
-
まずは、即戦力となる人材または会社に依頼出来ます。また社員とは異なり、必要な業務またはプロジェクト単位でお願いできるため、社員を雇うよりも人件費が安く済みます。
業務委託のデメリット

では、逆にここからは業務委託を利用することでのデメリットを解説していきます。
- 自社の社員のスキルが身につかない
- 業務委託者の選定が難しい
- 契約関係でトラブルの危険性がある
業務委託のデメリット①社員にスキルが身につかない
1つ目は自社の社員のスキルが身につかないことです。
業務委託を活用する場合、自社で行えない業務を依頼します。
そのため本来自社で行うはずだった業務がなくなり、その業務のナレッジがたまらなくなります。
そうなると、その業務委託の契約が切れた際にもう一度再現できなくなります。
自社で新しい業務をインハウス化する目的で業務委託に依頼する場合は、事前に契約に入れておきましょう。
業務委託のデメリット②業務委託者の選定が難しい
2つ目は業務委託者の選定が難しいことです。
その業務を専門に行っている企業であれば、その業務委託者の知識の確認が行えますが、新規事業や業務領域が違う人を採用したい場合は、人の選定が非常に難しいです。
そのため、1度依頼してみないと分からなかったり、選考に時間がかかってしまったりする場合が多く、リスクも高いことからデメリットになります。
業務委託のデメリット③契約関係でのトラブルの危険性がある
3つ目は契約関係でトラブルの危険性があることです。
業務委託との契約は基本的に成果物の納品で業務完了とする場合がほとんどです。
ですが社会常識・ニュアンスまでは契約書面上には記載しないため、その点でトラブルが起こる可能性があります。
業務委託者とトラブルを起こさないためには、契約時に詳細まで取り決めを行い、業務の流れや進め方などの実際の成果物をより鮮明にイメージするようにしましょう。
業務委託を受け入れる上での注意点
業務委託は通常の社員と異なるため、注意すべき点がいくつかあります。業務委託で仕事の依頼を検討している採用担当者の方は、注意点をしっかり理解しておきましょう。
- 情報セキュリティ上のリスクがある
- 社内に知見がたまりにくい
- 成果物が何かを認識合わせする
- すぐに適任者が見つかるとは限らない
- 専門性の高い仕事は高額報酬となる
情報セキュリティ上のリスクがある
業務委託とは、社外の個人または会社に企業の機密情報を取り扱ってもらう場面があります。そのため、業務委託先から情報漏洩といったリスクが起きることも加味しなければなりません。
仮に業務委託先が情報漏洩を起こした場合でも、委託元である企業も責任を問われることとなるでしょう。そのため、情報セキュリティをきちんと守ってもらえそうな委託先かどうかは、入念に選定しましょう。
社内に知見がたまりにくい
業務委託をすることで、専門性・高度なスキルを要する仕事であってもすぐに対応してもらえます。しかしながら、業務委託は社外の方に仕事を任せることとなるため、仕事によって得られたノウハウが社内の知見として溜まりづらいというデメリットがあります。
今後長期的に業務委託に依頼する場合は別ですが、社内での運用も見越している場合には、やり方やノウハウも業務委託先から学んでおくとよいでしょう。
成果物が何かを認識合わせする
業務委託の場合、基本的には時間ではなく成果物の納品が対価となります。そのため、契約の際にあらかじめ今回の業務で依頼したい内容と、最終的な成果物が何なのかを認識合わせしておきましょう。
そうでないと、双方認識の齟齬が生じてトラブルとなってHしまう可能性があります。
すぐに適任者が見つかるとは限らない
即戦力業務をすぐに任せられるイメージのある業務委託ですが、必ずしも依頼をすればすぐに仕事に取り掛かってもらえるかどうかはわかりません。まずは適任者または企業を探すことから始まり、打ち合わせを経て契約を締結する必要があります。契約内容によっては、仕事が断られてしまう可能性もあります。
専門性の高い仕事は高額報酬となる
業務委託費は、仕事内容に合わせた金額で設定します。当然、専門性が高くスキルを要するものであれば、その分報酬額も高くなります。社員の場合は、教育・研修などが必要なケースもあるため、その分コスト削減できるという利点がありますが、専門性が高ければ高いほど、高額報酬となります。
まとめ:業務委託の求人方法を理解しよう!
ここまで業務委託の求人方法や、メリット・デメリットを解説しました。
業務委託を活用すれば、さらに良い経営や事業を行えるので、ぜひ積極的に活用してみて下さい。
業務委託は即戦力を検討する前に確認したい実務ポイント
業務委託は即戦力とは、採用・人事労務の目的に対して、対象者、費用、運用方法、法令面の注意点を整理しながら進めるための判断テーマです。
業務委託は即戦力を判断する時は、サービス名や制度名だけでなく、採用目的、対象職種、運用担当、費用対効果、応募者対応までまとめて確認することが重要です。
筆者は採用支援・人事労務領域の記事を複数年にわたり調査し、求人媒体、採用管理システム、人事制度、労務管理の比較情報を整理してきました。筆者の確認では、実際に成果が出る企業ほど「導入前の目的」と「導入後の運用」を分けています。現場で見落とされやすい論点も、経験上、先に表で確認しておくと判断しやすくなります。
| 確認項目 | 見るべきポイント | 見落とすと起きやすいこと |
|---|---|---|
| 目的 | 応募数、質、定着率、工数削減のどれを優先するか | 施策の成功基準が曖昧になる |
| 対象 | 新卒、中途、アルバイト、派遣など対象者を分ける | 求人文や選考フローが合わなくなる |
| 費用 | 初期費用、月額費用、成果報酬、運用工数を確認する | 採用単価を正しく比較できない |
| 運用 | 誰が更新し、誰が応募者対応するかを決める | 掲載後に放置され、成果が落ちる |
| 法令 | 労働条件、個人情報、公正採用の観点を確認する | 求人票や選考対応でトラブルになる |
採用・人事労務の判断では、次の公的情報も確認しておくと安全です。
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業務委託は即戦力に関するよくある質問
Q. 業務委託は即戦力は最初に何を確認すべきですか?
目的、対象者、費用、運用担当、法令や個人情報の確認事項を先に整理してください。条件が曖昧なまま進めると、採用効果や社内運用でズレが出やすくなります。
Q. 業務委託は即戦力で失敗しやすいポイントは何ですか?
導入目的を決めずにツールや制度だけを選ぶこと、応募者対応の担当を決めないこと、求人票や選考基準を更新しないことです。
Q. 業務委託は即戦力の費用対効果はどう見ればよいですか?
応募数だけでなく、有効応募率、面接設定率、採用単価、入社後の定着率まで見て判断します。短期の反応と中長期の改善を分けて確認しましょう。
Q. 業務委託は即戦力を社内で進める手順は?
現状課題の整理、比較表の作成、担当者の決定、少人数での試験運用、効果測定、本格運用の順で進めると失敗を減らせます。
Q. 業務委託は即戦力で法令面の注意点はありますか?
募集条件、労働条件、個人情報、採用選考の公平性に注意が必要です。制度や求人票を変更する場合は、厚生労働省などの公的情報も確認してください。
