「アクセスオンライン(AOL)は導入するべき?」
「アクセスオンライン(AOL)の特徴や評判は?」
など、アクセスオンライン(AOL)について気になっている担当者も多いのではないでしょうか?
この記事では、採用管理システムの導入を検討してる採用担当者の方に向けて、アクセスオンラインの特徴やメリット・デメリットを説明していきます。
新卒採用業務の負担を減らしたい場合や、応募者を増加したい場合はぜひチェックしてください。
他のATSも気になる方に向けて、おすすめの採用管理システム(ATS)の比較をこちらで紹介しています。
(※)2022年3月以降に利用した就職情報サイトに対する調査結果より/調査実施機関:株式会社マイナビ・アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社(2022年5月)参考:アクセスオンライン
マイナビが運営する新卒採用ATS・アクセスオンライン(AOL)とは?
AOLとは、株式会社マイナビが運営する採用管理システム「ACCESS ON LINE(アクセスオンライン)」の略称です。
アクセスオンラインを活用することで、応募者の受付、情報発信、選考状況の管理などの採用管理に関する業務効率化を実現することが可能です。
アクセスオンラインは新卒採用に特化した採用管理システムで、同社で中途採用向けに提供している採用管理システムには「AOLC(ACCESS ON LINE CAREER/アクセスオンラインキャリア)」があります。
アクセスオンライン(AOL)の特徴・機能
アクセスオンライン(AOL)の特徴・機能は以下の通りです。
<アクセスオンラインの特徴・機能>
利用企業数No.1の採用管理システム | ・さまざまな規模の企業で利用されている ・大手企業だけでなく中小企業でも活用しやすい |
マイナビとシームレス連携できる | ・運営会社が「株式会社マイナビ」 ・日本最大の就活サイトマイナビと連携可能 |
オンライン採用に役立つ各種ツールと連携できる | ・各種ツールと連携が可能 ・「web面接」や「Web適正テスト」が簡単に |
面接官のスケジュール管理も行える | ・面接官のスケジュール管理が簡単にできる |
データを見やすく出力するPDF帳票機能も | ・オーダーメイドでレイアウトを組み直せるのでデータが見やすい |
充実のサポート体制や使いやすい管理画面 | ・ヒアリングの上で、最適な機能や運用方法を提案してもらえる ・専任の担当者が1社に1名つき、導入までのサポートを受けられる |
セキュリティ対策も万全 | ・プライバシーマーク・ISMS認証を取得 ・サーバーの完全二重化、適切なバックアップ、第三者機関による脆弱性検査の実施など |
応募者後配信防止機能が標準搭載 | ・応募者誤配信防止機能が標準搭載 ・人的ミスを防止できる |
採用管理システムのアクセスオンラインは、採用に関する業務を効率化することに役立ちます。
ここでは、アクセスオンラインには具体的にどのような機能や特徴があるのか説明していきましょう。
アクセスオンラインの特徴①利用企業数No.1の採用管理システム(※)
アクセスオンラインは多くの有名企業でも導入されている、利用企業数No.1の採用管理システムです。
さまざまな規模感の企業で利用されており、アクセスオンライン導入企業の約3割は従業員数1,000人未満と、大手企業だけでなく中小企業でも活用されています。
※2022年3月以降に利用した就職情報サイトに対する調査結果より/調査実施機関:株式会社マイナビ・アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社(2022年5月)
アクセスオンライン
アクセスオンラインの特徴②マイナビとシームレス連携が可能
アクセスオンラインは運営会社が株式会社マイナビなので、どの採用管理システムよりマイナビとの連携がスムーズに行えます。
学生がマイナビに登録した個人情報はそのまま引き継ぐことができますし、学生もマイナビの会員IDとパスワードでアクセスオンラインへのログインが可能です。
さらに、未読メッセージをマイナビの管理画面に通知させるといった機能もあります。
日本最大級の学生向け就職・採用情報サイトであるマイナビと連携しやすいというのは、多くの企業にとってメリットでしょう。
アクセスオンラインの特徴③オンライン採用に役立つ各種ツールと連携できる
アクセスオンラインは各種ツールと連携が可能で、セミナーや面接のオンライン化はもちろん、各種データを簡単に共有できます。
中でも特に汎用性が高く多くの企業で活用しやすいツールとしては、下記などが挙げられるでしょう。
- ライブ配信型WEBセミナー
- WEB面接ツール「FaceHub」
- WEB適性テスト「SHL」
- LINE
- 交通費支払い代行サービス
ライブ配信型WEBセミナー
ライブ配信ツールとの連携が可能なので、アクセスオンライン上で説明会やセミナーを生配信することができます。
遠方からの参加もできるため、地方や海外にいる優秀な人材にも情報を届けられるようになるでしょう。
WEB面接ツール「FaceHub」
FaceHubは、FacePeer株式会社が提供するビジネス利用向けのビデオ通話ツールです。
連携することで、アクセスオンライン上でオンライン面接・面談を行えるようになります。
オンライン面接を導入することで場所を選ばずに面接ができますし、移動時間などの負担も減らすことができるため、業務効率化に繋がるでしょう。
WEB適性テスト「SHL」
SHLは日本エス・エイチ・エル株式会社が提供する適性検査の総称で、代表例として挙げられるのは、GABや玉手箱など。
アクセスオンラインと連携することで、応募者が受けた適性検査の結果を管理画面上で確認できるようになります。
手動で適性検査の結果を紐づけるのは手間がかかるため、工数削減に役立つでしょう。
LINE
LINEは就職活動学生の約95.7%(※)が利用しているとされており、応募者とのコミュニケーションツールとしても採用に関する情報発信ツールとしても活用できます。
アクセスオンラインはLINEと連携することも可能です。
※ 2023年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査(2021年11〜12月実施)より
アクセスオンライン
交通費支払い代行サービス
交通費支払い代行サービスは、株式会社日立システムズが提供する交通費の精算代行サービスです。
採用予定者の面接・面談をする際に交通費を負担する企業に向けたシステムで、企業の事務業務を軽減し、学生も申請を簡単に行いやすくなります。
アクセスオンラインは交通費支払い代行サービスと連携できるため、採用予定者への交通費の支払いもスムーズになるでしょう。
アクセスオンラインの特徴④面接官のスケジュールもツール上で行える
採用活動では、応募者以外にも面接官を担当する社員のスケジュールも調整する必要があります。
スケジュールを作成する上では、各担当者に希望日を確認し、都合のあう社員を割り当て、再度面接官に最終確認を行い、面接を確定するというフローをスピーディーに行わなければいけません。
こうした面接の日程調整もアクセスオンラインを使えば楽になる点は、多くの採用担当者にとってメリットと感じるでしょう。
アクセスオンラインの特徴⑤データを見やすく出力するPDF帳票機能も
WEB上の情報管理システムにありがちなデメリットは、操作性は優れているものの、データを俯瞰で見る時に分かりにくいという点です。
アクセスオンラインでは専門のデザイナーが企業ごとの要望に合わせてオーダーメイドでレイアウトを組み直すオプションプランとして、PDF帳票機能が用意されています。
エントリーシートや履歴書をはじめとする各書類やデータを見やすいデザインで出力することが可能です。
アクセスオンラインの特徴⑥充実のサポート体制や使いやすい管理画面
アクセスオンラインを導入するにあたり、営業担当からヒアリングをした上で、最適な機能や運用方法を提案してもらえます。
その後も専任の担当者が1社に1名つき、導入までのサポートを受けることもできますし、ヘルプデスクもあるためサービス開始後も安心です。
また、アクセスオンラインの管理画面はシンプルなインターフェースで操作性に優れているため、ツールに苦手意識を持つ方でも直感的に使いやすいのが特徴です。
管理画面上で学生の検索、メールの配信、データ更新などのアクションをすぐに起こすこともでき、採用業務が快適に行えるようになるでしょう。
アクセスオンラインの特徴⑦セキュリティ対策も万全
個人情報漏洩は企業全体の信用に関わるほど重大な事項となるため、採用活動を行う際は、応募者の個人情報を厳重に管理することが大切です。
アクセスオンラインはプライバシーマーク・ISMS認証を取得しており、サーバーの完全二重化や適切なバックアップ、年に複数回の第三者機関による脆弱性検査の実施なども行っています。
そのため、セキュリティ対策が万全な状態で応募者の情報を管理することが可能です。
アクセスオンラインの特徴⑧応募者誤配信防止機能が標準搭載
選考過程において応募者とのやり取りをメールで行うのは一般的ですが、数多くの応募者と連絡を取るため、人的ミスが発生し応募者にメールを誤配信されてしまうというリスクが考えられます。
アクセスオンラインには応募者誤配信防止機能が標準搭載しているので、人の目だけでは見落としてしまうミスを未然に防ぐことができるでしょう。
アクセスオンライン(AOL)の料金・導入費用
アクセスオンラインの料金については、公式サイトから問い合わせる必要があります。
採用状況に合わせてプランを設定してもらえるので、まずは問い合わせてみましょう。
アクセスオンライン(AOL)の導入事例・評判
ここでは、アクセスオンライン(AOL)の利用企業の口コミを紹介していきます。
- AOLがあれば、すべての管理業務を管理できるので、複数のシステムを使う手間が省ける。
- 学生の管理業務の手間、メール送信の手間が大幅に削減できる。
- 自由度が高く、採用業務に合わせてカスタマイズできるのが魅力です。
- システムは優れているが、その分初めてでは扱いにくく、費用も少し高め。
- 機能面は申し分ないが、使いにくさを感じる。慣れるまでは手間がかかってしまう。
アクセスオンライン(AOL)のメリット・デメリットとは
- 採用活動の完全オンライン化が可能
- 応募者の情報を一元管理できる
- 適性検査などのデータもワンストップ管理
- ペーパーレス化を進められる
- インターンシップから内定者まで手厚くフォローできる
- 費用がかかる
- 業務量自体を減らすことはできない
これから、アクセスオンラインのメリット・デメリットについて詳しくご説明します。
採用管理システムを比較検討している採用担当者の方は、ぜひご参考ください。
アクセスオンライン(AOL)のメリット
ここでは、採用管理システムのアクセスオンラインを利用するメリットについて説明します。
アクセスオンラインのメリット①採用活動の完全オンライン化が可能
アクセスオンラインを使えば、採用活動を全てオンライン上で行うことが可能です。
応募者の情報管理はもちろん、説明会・セミナーや面接などの選考もアクセスオンライン上で行えます。
近年、採用のオンライン化は急速に進んでおり、株式会社学情のアンケート調査では、オンラインでの採用活動を「実施したことがある」と回答した企業が72.5%に上りました。
採用のオンライン化は学生側にとっても「交通費がかからない」などのメリットがあることから、これからの採用活動に必要不可欠になるでしょう。
オフィスに行かないとできない業務が無くなるので、社内でテレワークを進めることにも繋がります。
(参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000844.000013485.html)
アクセスオンラインのメリット②応募者の情報を一元管理できる
採用活動において、求職者は就職サイト、自社の採用サイト、インターンシップ、セミナーや合同説明会などのイベントなどさまざまな方法で自社へエントリーを行うことになります。
採用担当者は別軸のスケジュールで動く応募者の選考を同時並行して進めて、それらをリアルタイムで把握する必要があるでしょう。
アクセスオンラインを使えば、多様なルートからの応募者の情報や選考状況をオンライン上で一元管理することが可能です。
アクセスオンラインのメリット③適性検査などのデータもワンストップ管理
アクセスオンラインでは適性検査との連携も可能のため、応募者が受けた適性検査の結果もワンストップで管理できます。
適性検査の結果を1つずつ手動で紐付けるのは大変な手間になるため、大幅な工数削減に繋がるでしょう。
アクセスオンラインのメリット④ペーパーレス化を進められる
アクセスオンラインを使えば、選考フローを完全にWEB上で完結することができます。
応募者によるエントリーシートの提出・管理や採用担当者の面談評価もオンラインで行えるため、採用業務をペーパーレス化することが可能です。
書類は管理が煩雑になりますし、郵送でのやり取りは時間もかかるため、選考をスムーズに行いやすくなるでしょう。
アクセスオンラインのメリット⑤インターンシップから内定者まで手厚くフォローできる
アクセスオンラインはインターンシップ向けの「INTERNSHIP版」、本採用向けの「新卒採用版」、内定者向けの「FRESHER’S版」と、選考に応じたパッケージが用意されています。
選考フローに合わせて情報の管理や応募者に対するフォローをしやすくなるため、選考過程における歩留まりの改善や選考辞退防止、内定辞退防止に繋がるでしょう。
アクセスオンライン(AOL)のデメリット
アクセスオンラインのデメリット①費用がかかる
アクセスオンラインは実績のある採用管理システムですが、導入には費用がかかります。
多くの応募者を管理するならコスパよくアクセスオンラインを利用できますが、少人数の採用には向かないでしょう。
アクセスオンラインのデメリット②業務量自体を減らすことはできない
採用管理システムのアクセスオンラインは、業務を効率化することを得意とするツールです。
各種ツールと連携することでオンライン上でセミナーや面接も行えますし、データの一元管理も可能になります。
しかし、採用代行サービスでは無いため、業務量を減らすことはできない点はデメリットと言えるでしょう。
データを見やすくすることはできても、そもそもの業務を外注する訳ではないため、採用担当者の業務量はそのまま残ることになるためです。
また、採用活動をする上では、選考業務以外にも採用サイトの作成や求人広告の掲載など、さまざまな業務が発生するため、アクセスオンラインだけではカバーしきれない業務も多くあります。
アクセスオンライン(AOL)のよくある質問
ここでは、アクセスオンライン(AOL)のよくある質問を紹介していきます。
アクセスオンライン(AOL)はこんな企業におすすめ!
メリット・デメリットや評判を踏まえると、アクセスオンライン(AOL)はこんな企業におすすめです!
- マイナビでの採用を考えている
- 業務や学生の管理が煩雑で、一元管理したい
- 採用業務の手間がかかっており、業務を効率化したい
- 実績のある採用管理システムを使いたい
アクセスオンラインは「マイナビと連携している」「応募者情報を一元管理できる」「実績がある」などの特徴があります。
これらの特徴に合致する場合は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
アクセスオンライン(AOL)を利用する流れ
アクセスオンライン(AOL)を利用する流れは以下の通りです。
- 問い合わせ
- ヒアリング
- 運用開始
- 導入後サポート
アクセスオンラインはヒアリングによってプランや料金が異なります。
そのため、アクセスオンライン(AOL)を利用するにあたって、採用の課題やフローを明確にしておきましょう。
アクセスオンライン(AOL)の企業情報
アクセスオンラインを運営する株式会社マイナビの事業情報は以下の通りです。
企業名 | 株式会社マイナビ |
本社所在地 | 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 |
代表者 | 代表取締役 社長執行役員 土屋 芳明 |
設立年月日 | 昭和48年(1973年)8月15日 |
資本金 | 21億210万円 |
従業員数 | 約7,000名(マイナビグループ全体 約12,400名) ※2022年10月現在 |
【比較】アクセスオンライン(AOL)と他の新卒に使えるATSとの違いは?
採用管理システム(ATS) | 料金 | 特徴 |
---|---|---|
アクセスオンライン(AOL) | 要問い合わせ | マイナビが運営しており、利用企業数No.1を獲得 |
i-web | 月額75,000円~ 無料トライアルあり | 新卒採用に強いATS 新卒・中途だけでなく、グローバル人材の採用など柔軟な対応が可能 |
HRMOS | 要問い合わせ | 新卒・中途の両方に対応 グッドデザイン賞を受賞したUIが特徴 |
sonar ATS | 月額20,000円~ 無料トライアルあり | 新卒・中途を一元管理 中小企業から大手企業まで1000社以上の実績あり |
採用一括管理くん | 初期費用100,000円~ 月額20,000円~ | 使いやすい設計と豊富なサービス連携 さまざまな採用活動に対応 |
マイナビが運営するアクセスオンラインの強みは「利用企業数No.1」の実績があることです。そのため、「マイナビでの採用を考えている」「実績のある採用管理システムを使いたい」という場合におすすめ。
反対に「新卒・中途を一緒に管理したい」「費用対効果を抑えたい」という場合はアクセスオンライン以外のATSを利用する方がいいかもしれません。