採用・人事担当者の方や経営者の方は、「経験と能力がある人材が採用できない」「即戦力の応募数が確保できない」などのお悩みを抱えていると思います。
ですが、高額な予算をかけたとしても確実に応募が集まる保証はなく、離職率を押さえられるわけではありません。
そこで、今注目されているのが「Facebook採用」です。
Facebookは世界で最もユーザー数が多いSNSで、特にビジネスパーソンのユーザーが多いことで有名です。
この記事では、そんなFacebookで採用活動を行うメリット・デメリットや重要なポイントを解説します。
Facebookとは
まずはFacebookの基礎的な情報を紹介・解説していきます。
Facebookの歴史
Facebookは、ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグ氏により生み出されたSNS(ソーシャルネットワークサービス)です。
Facebookの誕生のキッカケは、ザッカーバーグが大学のサーバーをハッキングし、「フェイスマッシュ」というサイトを作ったところから始まります。
Facebookは2004年2月にサービスが開始され、アメリカ東海岸の名門私立大学の学生たちの間で流行し、瞬く間に全米の大学生に広まりました。そして2008年5月にFacebookの日本版がリリースされました。
Facebookの特徴
Facebookの1番の特徴は、「実名登録制」であることです。
Facebookはもともと現実のつながりをネット上で再現するコンセプトで公開されたため、現実の友人とネット上でも交流できるSNSです。
そのため、全く知らない人と突然つながってしまうことはほぼありません。
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Facebookを活用して採用活動するメリット
ではここからはFacebookを活用して採用活動する際のメリットを解説します。
- 手軽に始められる
- 求職者にアプローチがしやすい
- 無料の求人機能がある
Facebookを活用して採用活動するメリット①手軽に始められる
Facebookを始めるにあたって、他のSNS同様に費用はかかりません。
採用活動を行うためのコストをかけずに始められる点は大きなメリットであり、リスクが最小限でリターンは大きいSNSでの採用は今後は当たり前になってくるでしょう。
Facebookを活用して採用活動するメリット②求職者にアプローチがしやすい
Facebookは登録の際に偽名での登録を規約で禁止にしています。そのため、基本的に実名登録でコミュニケーションを取ることができます。TwitterやInstagramは基本的に実名で登録することは珍しいので、この点はFacebook独自のメリットとなります。
採用活動を行う際にも、最初から実名のユーザーにアクションを起こせることは非常に有利です。
Facebookを活用して採用活動するメリット③無料の求人機能がある
Facebookの求人機能の費用は基本的に無料です。個人事業主・法人を問わず無料で利用することができます。
しかし、その求人情報をFacebook広告で宣伝する場合は広告費が発生しますので注意して行ってください。広告費に関しても自身で自由に設定することができます。およそ1ヶ月に数千円で利用することができます。
Facebookを活用して採用活動するデメリット
ここからは逆にFacebookを活用して採用活動するデメリットを解説します。
- 若年層が少ない
- 大量採用には不向き
- 応募の管理が面倒
Facebookを活用して採用活動するデメリット①若年層が少ない
1つ目は、若年層が他のSNSと比べると少ないことです。
Facebookは30〜40代がボリュームゾーンになっており、10代の普及率は20%を切っています。
このことからFacebookは若年層のユーザーが少なく、中年層のユーザーがメインであることが分かります。そのためFacebookでの採用活動は若年層を狙いにくく、他のSNSよりも劣っていることがメリットといえます。
Facebookを活用して採用活動するデメリット②大量採用には不向き
2つ目は、大量採用には不向きということです。
Facebookの拡散力は決して高くありません。
さらにFacebookのユーザーにしかアプローチできないので、母数が絞られてきます。SNS採用(ソーシャルリクルーティング)で強みでもあった潜在層に届く拡散力がないということは、Facebookで採用活動する上でデメリットになってきます。
Facebookを活用して採用活動するデメリット③応募の管理が面倒
3つ目は、Facebookでの応募の管理が面倒なことです。
Facebookで採用活動を行おうとする企業は、もちろん他の求人媒体や求人広告も使っていると思います。
そこでFacebookからの応募に新たに対応し、さらにSNS採用の特徴である長期の採用活動を行い続けなければいけません。
つまり、Facebookの採用活動にかなりのリソースを割かれてしまう可能性があるため、この点はFacebookのデメリットでしょう。
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Facebookで採用活動を行う手順
では、ここからはFacebookで採用活動を行う手順を解説します。
主に下記の3つのステップで行います。
- アカウント作成
- 求人タブを追加
- 項目の記入
- リスト
- リスト
- リスト
1つ目はアカウント作成です。
Facebookで求人情報を掲載するには、求人を掲載するページを作成する必要があります。
求人のページでは友達申請はできませんので注意して下さい。
求職者とつながる方法は主に「いいね」を求職者が自社のページに押すことで行われます。
2つ目は求人タブを追加することです。
求人掲載を行う際は、求人ページの左側にあるタブ欄から「求人」というボタンをクリックすることで求人情報を確認できます。
タブが出てこない場合は設定から「ページ編集」を押すことでタブの管理が行えます。
3つ目は項目の記入です。
求人情報を編集する場合は、求人編集ページを開き、記入する必要があります。
求人の情報以外に、求職者への質問項目を追加することも可能です。
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Facebookで採用活動する際の3つの重要ポイント
ここからはFacebookで採用を行う際に重要なポイントを紹介します。
- 応募後の連絡はすぐに対応する
- 炎上リスクに気を付ける
- 毎日投稿を行う
応募後の連絡はすぐに対応する
1つ目の重要ポイントは、応募後の対応を早くすることです。
Facebookで求職活動を行っている人は、ほとんどの場合に複数の企業に応募しています。
そのため連絡が遅れてしまうと、せっかく得た貴重な応募を他社に取られてしまいます。
求職者は連絡やレスポンスが早い企業に好印象を持つので、できるだけ早急な対応を心がけましょう。
炎上リスクに気を付ける
2つ目は。炎上のリスクがあるということです。
実名で運用するFacebookでは、他のSNSほど炎上するリスクは低いですが、実名で活動しているからこそ炎上してしまうと企業にとって大きなダメージになってしまいます。
Facebookを企業で運用する際は慎重に行うようにしましょう。
毎日投稿を行う
3つ目は、毎日投稿を行い情報を発信し続けることです。
Facebookの求人情報は、30日経過すると自動的に掲載終了となりますので、リーチを増やしながら、さらに多くの人に見てもらうために、投稿頻度を増やし、投稿をシェアしながらの情報発信が必要になります。
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Facebook採用を成功させる投稿のポイント
では、ここからはFacebookを成功させる投稿のポイントを紹介します。
- 業界の時事ニュース
- 考え方や価値観の発信
- 社員が働いている様子
業界の時事ニュース
1つ目のポイントは、業界の時事ニュースを投稿することです。
優秀なビジネスパーソンほど常に自分が属している業界の時事ニュースをチェックしており、少しの動きにも敏感に反応します。
そのため、新しい業界トピックを発信すると必ず情報をキャッチします。
「このアカウントは自分の業界に詳しそうだな」と感じてもらえれば、転職の際にも好印象を抱きますので、常に最新の情報をキャッチし、発信・投稿を行いましょう。
考え方や価値観の発信
2つ目のポイントは、考え方や価値観の発信をすることです。
Facebookのユーザーは常に採用活動をしているわけではありませんが、いつも自分が100%の能力を発揮できる場所を探しています。
企業がそんな人の応募を勝ちとるためには、自社の考えや価値観をユーザーに理解してもらう必要があります。
毎日、価値観を伝えるような発信である必要はありませんが、定期的に自社の考え方の部分を投稿してみるのもオススメです。
社員が働いている様子
最後は、実際に社員が働いているところを発信することです。
ユーザーが転職の際にSNSで最も見たいのは、その企業の内部であり本質です。
HPでは見られないようなオフィスの雰囲気であったり、どんな人物がいるのかなどを投稿を通して確認したいのです。
そのため、PRや採用情報などの堅苦しい投稿だけでは良い運用はできません。
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まとめ:中堅層の採用ならFacebookが有利
ここまでFacebookでの採用方法や、メリット・デメリットを解説しました。
Facebookは確かに中年層の採用には強く、即戦力が採用できるSNSではありますが、非常に運用方法が面倒かつ難しいです。