派遣元企業の義務となっている派遣社員への教育訓練について、実務上の課題を抱えている企業は多いのではないでしょうか。
「派遣のミカタ」はeラーニングによる派遣社員向け教育訓練システムです。スタッフはオンラインで受講でき、派遣会社は受講状況やレポートをシステムから簡単に取り出すことができます。
この記事では「派遣のミカタ」の機能・評判を解説します。教育訓練の業務効率化を考える担当者の方はぜひ参考にしてください。
参考:派遣のミカタ
- 「派遣のミカタ」の特徴
- 「派遣のミカタ」でできること
- 「派遣のミカタ」の口コミ・評判
「派遣のミカタ」の特徴
「派遣のミカタ」は株式会社manebi(マネビ)が提供する、人材派遣業界特化型のeラーニングシステムです。「コストパフォーマンスが高いと思う派遣業界eラーニング」の分野でNo. 1(日本トレンドリサーチ調べ)となっている通り、コスパのよさが強みになっています。
「派遣のミカタ」で何ができる?
派遣のミカタでできることは、下記3つです。
- 派遣法に対応した教育訓練の計画・実施
- 派遣会社の大きさに対応したプランでコスト削減
- 教育訓練にかかる業務効率化
派遣のミカタでできること①派遣法に対応した教育訓練の計画・実施
「派遣のミカタ」は最新の派遣法に対応する形で、3ヵ年教育カリキュラム策定支援や、教育環境構築など事業所の規模や課題に合わせた教育訓練プログラムを提供しています。「習得度チェックテスト」で理解度を確認したり、「学習場所特定機能」で派遣社員への給与の二重払いを防ぐことができます。
2015年の派遣法改正で派遣元企業に義務化された「キャリアアップ措置」は、2021年の派遣法改正でさらに責務が強化されました。
派遣のミカタでできること②派遣会社の大きさに対応したプランでコスト削減
従量課金制で、派遣会社の大きさに合わせた無駄のない料金プランになっています。利用ピークの時と通常の利用時で料金が変動し、月額費用のコスト削減が狙えます。
学習者の利用時期を分散させて、毎月少額で利用されているケースもあり、使い方によってさらにコストパフォーマンスを上げることができそうです。
参考:派遣のミカタ 料金プラン
派遣のミカタでできること③教育訓練にかかる業務の効率化
「派遣のミカタ」には、業務効率化のための色々な機能がついています。
代表的なものを5つ紹介します。
- 教育カリキュラムを⼿間なく作成
- 習得すべき内容に沿った体系的な学習を支援
- 一斉メール・個別に届く定期配信メールで受講促進
- 学習者の進捗管理を簡単に把握
- 厚生労働省提出の報告書を自動作成
教育カリキュラムを⼿間なく作成
業界に合わせた20業種以上のカリキュラムテンプレートを使い、労働局に提出を求められる可能性がある教育訓練⽤カリキュラムがすぐに作成できます。テンプレートをカスタマイズして、自社オリジナルのカリキュラムを作成することも可能です。
習得すべき内容に沿った体系的な学習を支援
業務や学習者のスキルに合わせ、複数の受講コースをセットすることができ、習得してゆくべき順番に動画の視聴を促すことができます。
一斉メール・個別に届く定期配信メールで受講促進
学習者の受講を促進するため、メールの自動配信の設定をすることができます。学習が途中で止まっている受講者のフォローに、時間を取られずにすみます。
学習者の進捗管理を簡単に把握
スタッフの学習状況をシステムからダウンロードし、エクセルで簡単に管理できる機能があります。社内の報告や、進捗確認を行う際に便利です。
厚生労働省提出の報告書を自動作成
「労働者派遣事業報告書」等の報告書作成にかかる負担が大幅に軽減されます。スタッフの受講記録等をシステムで一元管理できるので、必要データがすぐに手に入ります。
「派遣のミカタ」の口コミ・評判
実際に「派遣のミカタ」を利用した人の評価はどうでしょうか。
ここでは、インターネットなどに掲載された口コミを抜粋し、「良い口コミ」と「悪い口コミ」に分けて紹介します。
派遣のミカタの良い口コミ
物流・製造の現場作業から、デスクワークまで、さまざまな教材を見られる。最新の派遣法改正にも対応している。受講記録等も自動でまとめられるので便利。
eラーニングによって大幅なコストダウンを図れるとともに、エクセル(CSV)で進捗の管理が簡単に行える点は派遣会社にとって非常に大きなメリット。
派遣業法改正によるキャリアアップ学習支援のツールとしては、コストパフォーマンスに優れている。
所要時間があらかじめ予測できるので計画が立てやすい。また、隙間時間を使って学ぶことができる。
派遣のミカタの悪い口コミ
事務職の効率アップ方法や資料の作り方といった学習コンテンツは充実しています。しかし実践的なコンテンツは少ないのが難点。
(教材やクラスについて)特定業種に特化した専門性は低い。
ときどき動作が止まったり重くなるのが不便に感じる。通信料や容量が大きいデータになってくると限界があるのではという不安がある。
(eラーニングのため)常に高いモチベーションを保つことが難しいという点と実技など身体を使う学びが画面上では理解しにくいのが難点。
まとめ:「派遣のミカタ」は低価格で教育訓練の実務効率化ができるツール
「派遣のミカタ」は低価格で派遣社員の教育訓練に掛かる実務を効率化できるツールです。「派遣のミカタ」の法改正への対応状況、導入実績の多さは、システムを検討する上でプラスの要因です。一方、派遣業種によっては効果的な教材・コンテンツがない場合もありそうです。導入を検討する上では自社の派遣業務に必要な教育内容の精査が必要となるでしょう。
業務が複雑で多岐にわたる派遣会社では、ITを上手に使った業務効率化が必須です。多くの派遣会社で課題となっている「新規登録スタッフの求人」、「人が集まらない」と言った悩みにも、Webを使ったソリューションが有効です。
採用・人事施策を検討する前に確認したい実務ポイント
採用・人事施策とは、採用・人事労務の目的に対して、対象者、費用、運用方法、法令面の注意点を整理しながら進めるための判断テーマです。
採用・人事施策を判断する時は、サービス名や制度名だけでなく、採用目的、対象職種、運用担当、費用対効果、応募者対応までまとめて確認することが重要です。
筆者は採用支援・人事労務領域の記事を複数年にわたり調査し、求人媒体、採用管理システム、人事制度、労務管理の比較情報を整理してきました。筆者の確認では、実際に成果が出る企業ほど「導入前の目的」と「導入後の運用」を分けています。現場で見落とされやすい論点も、経験上、先に表で確認しておくと判断しやすくなります。
| 確認項目 | 見るべきポイント | 見落とすと起きやすいこと |
|---|---|---|
| 目的 | 応募数、質、定着率、工数削減のどれを優先するか | 施策の成功基準が曖昧になる |
| 対象 | 新卒、中途、アルバイト、派遣など対象者を分ける | 求人文や選考フローが合わなくなる |
| 費用 | 初期費用、月額費用、成果報酬、運用工数を確認する | 採用単価を正しく比較できない |
| 運用 | 誰が更新し、誰が応募者対応するかを決める | 掲載後に放置され、成果が落ちる |
| 法令 | 労働条件、個人情報、公正採用の観点を確認する | 求人票や選考対応でトラブルになる |
採用・人事労務の判断では、次の公的情報も確認しておくと安全です。
関連するテーマは、次の記事もあわせて確認してください。
採用・人事施策に関するよくある質問
Q. 採用・人事施策は最初に何を確認すべきですか?
目的、対象者、費用、運用担当、法令や個人情報の確認事項を先に整理してください。条件が曖昧なまま進めると、採用効果や社内運用でズレが出やすくなります。
Q. 採用・人事施策で失敗しやすいポイントは何ですか?
導入目的を決めずにツールや制度だけを選ぶこと、応募者対応の担当を決めないこと、求人票や選考基準を更新しないことです。
Q. 採用・人事施策の費用対効果はどう見ればよいですか?
応募数だけでなく、有効応募率、面接設定率、採用単価、入社後の定着率まで見て判断します。短期の反応と中長期の改善を分けて確認しましょう。
Q. 採用・人事施策を社内で進める手順は?
現状課題の整理、比較表の作成、担当者の決定、少人数での試験運用、効果測定、本格運用の順で進めると失敗を減らせます。
Q. 採用・人事施策で法令面の注意点はありますか?
募集条件、労働条件、個人情報、採用選考の公平性に注意が必要です。制度や求人票を変更する場合は、厚生労働省などの公的情報も確認してください。
