活躍する中堅社員の離職を防ぎたい。離職の原因は?対策の方法を解説!

中堅社員を見る管理職
中堅社員の離職の原因は?
  • やりがいが感じられない(スキルが上がらない)
  • 評価制度があいまい
  • プライベートの変化
  • 人間関係に不満がある
  • 社会の価値観の変化

企業の経営活動において重要なポジションである中堅社員。企業の中核を担う存在である中堅社員が離職することは、今後の事業に大きな影響を与えてしまいます。本記事では、中堅社員が離職する理由と、その対策方法を解説します。

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目次

中堅社員の離職防止はなぜ必要?

座り込む中堅社員

企業を構成する人員は、新入社員、若手社員、中堅社員、経営陣と大きく分かれています。なかでも中堅社員は、現在の会社の企業活動の中心を担っている存在であり、実力も経験も豊富で、役職を盛っている社員もいます。
そんな中堅社員が離職することは企業にとっても大きな打撃になり、ひとつの事業の行く末を決めてしまう要因にもなります。

基本的に社員が離職するというのはネガティブなことが多いですが、その中でも中堅社員の離職が会社に与える影響は大きいということを、人事担当者の方はまずは再認識する必要があります。

中堅社員の離職の原因

席を立つ中堅社員

では、中堅社員が離職をしてしまう理由は何があるでしょうか?以下では5つにわけて解説します。

  • やりがいが感じられない(スキルが上がらない)
  • 評価制度があいまい
  • プライベートの変化
  • 人間関係に不満がある
  • 社会の価値観の変化

やりがいが感じられない(スキルが上がらない)

中途社員の離職の原因1つ目は、仕事に対するやりがいを感じられないというパターンです。やりがいの喪失につながる要因としては、会社の業績が不安定で事業拡大や年収アップが望めない状況があったり、業務がマンネリ化してしまいスキルの向上が見込めない状態に陥るなどが挙げられます。会社や自分自身の将来に不安を感じている状態では、社員の不安が増大するばかりです。
社員との面談を設け、自社の評価制度を見直したり、人材配置の見直しも必要になってきます。

評価制度があいまい

離職の原因となる2つ目は、例えスキルが身についても、正当に評価されていないと感じているパターンです。自身のスキルが上がるにつれ、評価や収入が上がることを希望する社員がほとんどですが、それに対して正当な評価がされないときに不満を感じやすいです。
そういった場合に、他社から良い職場環境や待遇でのオファーがあった場合、転職してしまうケースは多くあります。

透明性の高い評価制度を設けることで正当な評価を行い、評価に対する明確な理由の説明とフォローが必要不可欠になります。

プライベートの変化

プライベートにおける変化が多いことも中堅社員の特徴です。
年齢的に結婚や出産という大きなイベントを迎える頃であり、そうなるとライフスタイルが独身のときとは違う形になります。
以前は残業や休日出勤を平気でこなせていても、それを続けていくのが難しくなることも珍しくありません。
たとえば、家族と過ごす時間をもっと確保したいと考えて、定時勤務だけを希望するようになる中堅社員もいます。

ただし、残業などが定常化している企業では、聞き入れてもらえないことも多いです。
その結果、もっと柔軟に働ける企業へ移りたいと考えて、辞めるきっかけになるケースがあります。

人間関係に不満がある

離職理由ランキングでも常に上位に位置する人間関係。人間関係の不満は離職理由であり、中堅社員も同じです。
成果主義の組織や、逆に協調性が過度に求められる組織など、仲間意識が欠如してしまうことから人間関係のトラブルにも発展します。
どれだけ収入が良くて、福利厚生が充実していても、働いている場所の人間関係が悪くなることは、モチベーションの大幅な低下につながります。

社会の価値観の変化

従来は、ひとつの企業で定年まで勤めることが当たり前の時代でしたが、現在はさまざまな雇用形態、さまざまな仕事、そして多様な価値観があります。
そのため、転職ということ自体が珍しいことではなく、キャリアを転々とすることに好意的な企業も増えてきています。
社員自身のキャリアプランを邪魔するのはNGですが、できる限り“この会社にいたい”と思ってくれるような組織運用がカギになります。

離職防止の対策について

離職jの準備をする中堅社員

では、中堅社員の離職を防ぐためにはどのような方法があるでしょうか。ポイントとしては、キャリアプランの明確化、明確な評価制度、ライフスタイルの充実が挙げられます。

  • キャリアプランを明確にする
  • 明確な評価制度を設ける
  • ライフスタイルを充実させる制度を導入する

キャリアプランを明確にする

中堅社員が離職したいと思う理由に、「会社と自分の将来に不安がある」という悩みが挙げられます。
これをしっかり解決するためには、「この会社でどのようにキャリアアップできるか」を明確に提示してあげる必要があります。既存社員のモデルケースを提示したり、キャリアアップのために必要なスキルを細分化する。また、そのために必要な道筋と、そこまでに何が足りないのかをヒアリングすることで、将来に対する不安を少しでも解消することに繋がります。

明確な評価制度を設ける

「会社が正当な評価をしてくれない」という不満を持つ社員もいるかもしれません。
その場合は、自社の評価制度を明確化することが有効です。会社にとってはグレード別に必要要件をまとめた資料を全社員に共有することで、全員がキャリアアップのために向かうべき道を可視化しているケースもあります。
また、評価に対する説明をしっかりすることも重要です。評価に不満を持っている社員の胸の内は、「なぜこの評価なのかわからない」という想いもあります。
明確な評価制度を基に、その評価の理由をしっかり説明できるような態勢を整えましょう。

ライフスタイルを充実させる制度を導入する

離職防止対策として、まずは職場の労働条件を見直すことからはじめます。
具体的には、①日々の労働時間と残業時間、②年次有給休暇や特別休暇の取得日数を中心に、改善計画を立ててみましょう。

また職場環境の改善をして、人間関係による離職を防止していきましょう。
人間関係を良好に保つためには、社内コミュニケーションの活性化が欠かせません。

同僚や同期との横のつながり、先輩や上司との縦のつながり、他部署や関連会社などとのななめのつながりを意識して、横断的にコミュニケーションをはかりましょう。

離職防止の対策は?
  • キャリアプランを明確にする
  • 明確な評価制度を設ける
  • ライフスタイルを充実させる制度を導入する

まとめ:中堅社員の離職防止はお早めに!

中堅社員の離職について、理由と対策方法を解説しました。離職を不当に止めることはもちろんいけませんが、中堅社員にできるだけ長く働いてもらうためにも、本記事を参考に自社で出来ることを実施していきましょう。

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この記事を書いた人

人材業界|求人サイト運営・運用・管理
広告運用歴4年
ベンチャー企業でプレイングマネージャー
求人アグリゲーションサイトのことからベンチャー企業のあれやこれやも発信します。
indeed/求人ボックス/stanby/Google広告/seo

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