「Indeedに求人を掲載するにはどうすればいいの?」
「Indeedへの求人掲載に興味があるのだけど、掲載料や運用方法は?」
など、Indeedへの求人掲載に興味がある求人担当の方も多いのではないでしょうか。
Indeedは日本国内だけでも月間訪問者数約4,290万人(※)の世界最大級の求人検索エンジンです。大手求人サイト「タウンワーク」よりも2倍近く訪問者数に差をつけており、求人を掲載すれば大きな成果を期待できます。一般的な求人サイトとは仕組みが異なるため、理解したうえで運用する必要があります。
そこで今回はIndeedについて、求人掲載の方法や無料・有料の違い、求人掲載するメリット・デメリットについて紹介していきます。
この記事を読めば掲載開始から運用までIndeed活用のすべてがわかります。ぜひ参考にしてくださいね。
「Indeedの特徴やメリット・デメリット」について詳しくはこちらで詳しく解説しています。
(※:2022年8月時点「https://dashitore.com/blog/recruitment-blog/recruitment/recruit_media_ranking_202103/#_100」)
Indeedの求人掲載の仕組みは?
- Indeedと求人サイトの掲載の違いは?
- Indeedが無料で求人掲載できる理由は?
Indeedは求職者にとってはあらゆる求人情報を一括で検索できるため使いやすく、月間の利用者数は1,000万人を超えているとも言われています。
利用者が多いことは企業にとってもメリットです。Indeedを用いて「より多くの求職者に求人を届けられる」として、多くの企業がIndeedに求人を掲載しています。
Indeedと求人サイトの掲載の違いは?
Indeedは「求人検索エンジン」のため、求人サイトとは仕組みが異なります。主な違いとしては以下の通りです。
従来の求人サイト(リクナビやマイナビなど)であれば、求職者はそれぞれの求人サイトに個別でアクセスし、そこから検索をかける必要がありました。
Indeedであれば、Web上にある求人情報を一括で検索できるため、わざわざサイトごとに検索をかける必要がなく、求職者は多くの求人を一度に比べられるのです。
Indeedが無料で求人掲載できる理由は?
Indeedが完全無料で求人掲載できる理由は、Indeedの3つの仕組みにあります。
- Indeedは有料掲載と無料掲載がある
- Indeedは検索エンジン型サイト
- Indeedは多くの求人とユーザーを集めている
Indeedは基本的に無料で掲載できますが、有料のプランで求職者の目につきやすい場所に掲載させることも可能です。
Indeedは求人サイトではなく検索エンジン型サイトなので、Web上にある多くの求人情報を集めているのです。
たくさんの求人が掲載されていることが分かれば、必然的に多くのユーザーが集まります。たくさんのユーザーを抱えているサイトには、登録したいと考える企業が多くなります。
実際に、2021年2月のオリコン満足度調査では「おすすめの求人情報サービスランキング」で1位を獲得しており、ユーザーからの満足度の高さも魅力です。
その結果、たくさんの企業の中からより自社の求人を見てもらうために、有料プランを選択する企業も増えるため、一部の求人掲載を完全無料にしても運営が成り立っているのです。
Indeedの3つの掲載方法
では、Indeedに求人を掲載するにはどうすればいいのでしょうか。Indeedへの掲載方法は一般的な求人サイトとは異なるため、注意が必要です。
ここでは、Indeedに求人情報を掲載する3つの方法を解説していきます。
| メリット | デメリット |
---|---|---|
直接投稿 | ・掲載の手間が少なく、専門知識もいらない ・投稿・編集を素早くできる ・採用サイトがなくても投稿できる | ・記載できる情報が限られる ・自社の魅力が伝わりきらない可能性がある |
クローリング | ・自社採用サイトに誘導できる ・自社の魅力を発信できる ・複数の求人を一気に掲載できる | ・クローリングするには手間がかかる ・採用サイトが必要。 |
連携サービス | ・サービスを利用すれば手間をかけず自動で掲載される ・採用サイトへの誘導も可能 ・他の求人検索エンジンにも同時に掲載できる | ・サービスによっては料金がかかる |
1つずつ詳しく解説していきます。「Indeedに求人を掲載したい」という方はぜひ参考にしてくださいね。
Indeedに求人掲載する方法1.直接掲載する
Indeedに求人を掲載する方法としては、直接求人情報を投稿し、掲載してもらう方法があります。一般的な求人サイトに求人を掲載する場合と同じような方法です。
Indeedに求人情報を直接投稿する手順を解説していきます。Indeedは求人掲載が簡単にできることも魅力です。
まずは公式サイトの右上の「ログイン」ボタンからアカウントを作成します。アカウント作成時には以下の情報が必要です。
- 会社名
- 担当者の名前
- 電話番号
アカウントは数分で作成できます。
続いて、Indeedトップ画面右上の「求人掲載(無料)」ボタンをクリックし、「会社情報」や「求人票の作成」「応募受付方法の設定」など、求人情報を入力していきます。
入力に当たっては、画面にわかりやすく案内が出るため、案内に従って入力していけば求人情報が完成します。
応募されやすい求人票を作成するポイントは以下の通りです。
- 「職種名」や「勤務地名」は16文字以内に(求職者がスマホで一度に見られる文字数が16文字)
- 応募フォームの項目は必要最低限に(応募フォームの入力項目が増えると応募率が減るため)
- 求人情報はできるだけ詳細に(働く姿をイメージしてもらうと、応募率が高まる)
- 「Indeedカンタン応募」の設定(求職者の応募ハードルを下げるためおすすめ)
求人情報に問題がなければ、掲載枠を「有料枠」にするか「無料枠」にするか選び、掲載を開始します。
有料枠の場合は運営方法やクリック単価などを設定しましょう。これらは後から自由に変更できます。
有料枠と無料枠については後ほど詳しく解説するので、そちらを参考にしてください。
Indeedに求人掲載する方法2.他の求人サイトから自動掲載する
Indeedに掲載される方法として、求人サイトに掲載する方法もあります。IndeedはWeb上のあらゆる求人情報を集めて掲載しており、それは求人サイトに掲載されている情報も同様です。
求人サイトに掲載されているほとんどの求人情報が掲載対象のため、求人サイトに求人を掲載するとほぼ自動的にIndeedに掲載されます。
また、求人サイトによってはIndeedの有料掲載枠を購入しているため、Indeedに上位表示される場合もあります。
Indeedに求人掲載する方法3.採用サイトをクローリングしてもらう
繰り返しになりますが、Indeedは一般的な求人サイトとは異なり、「Web上にある求人情報をクローリング(プログラムにより収集)して掲載する」という求人検索エンジンです。
そのため、Indeedに求人を掲載するには「自社の採用サイトをIndeedにクローリングしてもらう」という方法があります。
Indeedは一定の基準を満たすwebページを求人情報と認識し、その情報を掲載します。自社の採用サイトでIndeedに掲載されるための条件を満たした採用ページを作成することで、Indeedに求人情報が掲載されるのです。
- 自社サイトに求人ページがある
- HTML形式で作られている
- 応募方法が明記されている
- 仕事内容、勤務地、条件等がしっかり記載されている
- 求人ごとにURLが指定されている
また、採用サイトの作成・運用を外部に任せている場合は、外注先がIndeedへの連携・掲載をしてくれることが多いです。採用サイトを外注している場合や、外注を検討している場合は、外注先の担当者に確認してみるといいでしょう。
Indeedに求人掲載してくれるシステムやサービスも多くあります。Indeedに連携している採用管理システム(ATS)では、求人を作成した場合、Indeedを含めたさまざまな媒体に自動で掲載されます。
採用管理システム(ATS)はさまざまありますが、サービスによって「採用サイトを作成できる」「応募者情報を一元管理できる」「タスク管理できる」など、Indeedに掲載できる以外にも多くの機能があります。
Indeedに求人が掲載されない原因は?
「Indeedで求人情報を投稿したけど、なかなか掲載されない」という場合はどうすればいいのでしょうか。ここからは、求人が掲載されない場合の理由と対処法について紹介していきます。
次の章では、Indeedの「掲載基準」と「クローリング条件」について紹介していきます。
「Indeedに求人掲載されない」という場合は掲載基準を見直してみてくださいね。
Indeedの掲載基準とは?5つの規約について
Indeedには遵守しなければならない「掲載基準」があります。掲載基準を満たしていないと、求人が掲載されないので注意しましょう。
<押さえておくべき5つの掲載基準>
1.コミュニケーション規約 | ・複数の求人を応募者に提示しない ・勤務地、職種名、応募条件、給与体系を明記する ・テキスト内にリンクを含める場合は、直接求人情報を表示するリンクにする ・採用企業の名称と所在地、担当者の氏名と職名を明記する |
2.応募に関する規約 | ・Indeedの応募ボタンから、該当職種の応募画面に直接移動できる ・求人情報の投稿者と、採用企業との関係性を求人情報に明記する ・応募プロセスで入手した応募者の個人情報を第三者に漏えいしないようにする |
3.差別に関する規約 | ・業務内容に直接の影響がないにもかかわらず、国籍や性別、年齢で応募を制限しない |
4.合法性に関する規約 | ・労働基準法、労災保険法、パートタイム労働法など、法に反する求人の掲載をしない |
5.プラットフォームの不正使用に関する規約 | ・Indeed上での求人情報の表示順を操作するなどの行為の禁止 ・掲載基準に反する求人の掲載を可能にする行為の禁止など |
(参考:「Indeedで求人情報が表示されない理由。掲載基準を見直してみよう」)
Indeedに求人掲載するためのクローリング条件
クローリングによってIndeedに求人掲載する場合、クローリング条件を満たす必要があります。
Indeedに掲載されるルールは以下の通りです。
- 実在する求人情報である
- 求人情報がHTML形式である(PDFファイルは読み込まれる可能性はありますが、基本的にはHTMLをおすすめします)
- 求人情報に応募ボタンなどの導線がある
- 仕事内容、雇用形態、職種、勤務地、最寄り駅、休日、勤務時間などがしっかり記載されている
- 1職種、1勤務地、1URLでページが分かれている
- 求人情報ページが自社サイトのURLである(別のサイトに転送をかけるなどしていない)
- 「ユーザー登録」などの会員登録をしなくても仕事の詳細閲覧が可能
- 求職者が無料で応募できる
(引用:「Indeedの基礎・活用法」)
以上の基準を満たすことで、Indeedに自社採用サイトの求人が掲載されます。
Indeedに求人が掲載されない場合の対処法
Indeedに求人が掲載されない場合の対処法としては以下の通りです。
- 求人情報入力後72時間待つ
- 掲載基準を満たしているか確認
- Indeedに問い合わせる
「Indeedに無料掲載してもらえない」「『有料掲載する必要があります』と言われてしまう」という場合はぜひ参考にしてみてください。
求人が掲載されない場合の対処法1.72時間待つ
求人が審査中の可能性があります。Indeedに求人情報を入力した場合、2〜3日後に検索結果に反映されます。まずは3日間待ちましょう。
自社の求人情報がIndeedに掲載されているか確認する方法としては「利用者画面から自社名を検索し、検索結果に表示されるか確認する」という方法が最も手っ取り早いです。
求人が掲載されない場合の対処法2.掲載基準を満たしているか確認
72時間待っても反映されない場合は、Indeedの掲載基準を満たしていない場合が多いです。先ほど紹介した5つの規約を参考に、掲載基準を満たしているか確認してみてください。
- 業務の詳細を記載…求職者が具体的に仕事内容をイメージできるように記載されているか
- 勤務地を明確に記載…市町村レベルまで記載されているか
- 求人ごとにURLを分ける…1つのURLの中に複数の求人情報を入れていないか
- 応募者がスムーズに応募できる…応募方法は明確か
- モバイル対応…85%がスマホユーザー。最適化されたページを構成しているか
求人が掲載されない場合の対処法3.Indeedに問い合わせる
もし、掲載基準を満たしているにもかかわらず掲載されない場合は、Indeedの「採用企業ヘルプセンター」を確認しましょう。
Indeedを利用する上での疑問やトラブルの解決方法が掲載されています。
《採用企業ヘルプセンター:https://indeed.force.com/employerSupport2/s/?language=ja》
それでも解決できない場合は、Indeedのサポート担当に問い合わせましょう。問い合わせ方法は以下の通りです。
<Indeedのサポート担当に問い合わせる方法>
- メール…「採用企業ヘルプセンター」のページ最下部にある「リクエストを送信」をクリック
- 電話…0120-34-3140(応対時間:平日午前9時~午後5時)
『職種名がわかりにくい』『普段何気なく利用していたワードがNGだった』など、「基準を満たしていると思っていたが、担当者に確認したら意外な場所を指摘された」というケースは少なくありません。試行錯誤しても求人掲載できない場合はIndeedの担当者に問い合わせましょう。
Indeedの無料掲載と有料掲載の違いは?
ここからは、Indeedの「無料掲載」と「有料掲載」のそれぞれの特徴や違いについて解説していきます。
Indeedを利用する上で「無料にするか有料にするか」は重要な選択ですので、ぜひこの章の内容を参考に、Indeedを賢く活用してくださいね。
Indeedの無料掲載の特徴
まずはIndeedの無料枠について紹介していきます。
Indeedは一般的な求人サイトとは異なり、無料で求人情報を掲載できます。Indeedの無料枠の特徴は以下の通りです。
- 掲載数・応募数に関係なく無料
- 有料枠より求職者の目につきにくい
- 採用サイトの場合、掲載条件が厳しい
Indeedは掲載数、応募数に関係なく無料で利用できることが魅力です。
ただ、無料枠は有料枠よりも下位に表示されます。また、無料枠の中でも上位表示されるためには競争率が高いため、求職者の目につきにくいことがデメリットです。
また、自社の採用サイトを無料掲載するためには「6件以上の求人情報が掲載されている」ことが条件です。有料掲載の場合は6件以下でも掲載されるため、掲載条件は厳しめです。
Indeedの有料掲載(スポンサー求人)の特徴
Indeedで有料掲載するには、通常の求人作成の最後に有料オプションを設定するだけなので、簡単に設定できます。有料枠(スポンサー求人)の特徴は以下の通りです。
- クリック課金型
- 予算の上限を設定できる
- 無料枠よりも上位表示される
- パフォーマンスレポートが見られる
Indeedの有料枠は一般的な求人サイトと料金形態が異なります。
一般的な求人サイトは掲載するだけで費用が発生する「掲載課金型」なのに対して、Indeedはクリックされたときのみ費用が発生する「クリック課金型」です。
有料枠では「予算の上限」を設定できるため、「クリック数が予想以上に多くて費用がかかってしまった」という事態を防ぐことができます。
有料枠は無料枠に比べて上位に表示されやすく、求職者の目にも留まりやすいことも魅力です。
パフォーマンスレポートでは、閲覧数やクリック数を確認でき、求人情報の最適化に役立ちます。
Indeedに無料掲載するメリット・デメリット
Indeedの無料掲載には、一般的な求人サイトなどにはない魅力があります。Indeedに求人掲載するメリット・デメリットは以下の通りです。
- 世界中の多くの人に閲覧してもらえる
- 無料で掲載・運用ができる
- 採用サイトと組み合わせて効果を上げられる
- 予算管理がしやすい
- 無料掲載は他の求人に埋もれやすい
- 求人掲載以外の機能は乏しい
Indeedに無料掲載するメリット
- 世界中の多くの人に閲覧してもらえる
- 無料で掲載・運用ができる
- 採用サイトと組み合わせて効果を上げられる
- 予算管理がしやすい
メリット1.世界中の多くの人に閲覧してもらえる
Indeedは世界60カ国以上でサービスを展開し、月間の利用者数は2.5億人以上と、世界中の人に閲覧してもらえます。そのため、日本だけでなく海外の人材を採用したい場合にもIndeedは活用できるのです。
また、日本でも月間の利用者数は4,220万人(2021年10月)と、求人サイト・求人検索エンジンの中で最多を誇っています。「多くの人にリーチしたい」「世界に募集をかけたい」という場合には向いているサービスです。
メリット2.無料で掲載・運用ができる
Indeedは掲載から運用まで全て無料でできることもメリットです。
一般的な求人サイトでは掲載料金として月額10万円程度の費用がかかってしまうのですが、Indeedなら採用コストを大幅に削減できます。また、「求人応募の経験がないので、試しに募集をかけたい」という場合にも、リスクなく求人掲載できるためおすすめです。
メリット3.採用サイトと組み合わせて効果を最大化できる
Indeedは採用サイトと連携することで効果を最大化できます。採用サイトとは、採用情報を掲載しているホームページのことです。
企業理念や職場の雰囲気など、企業の魅力を存分に発信できることが魅力ですが、企業ごとに1から作るため知名度がない企業はそもそも見てもらえないというデメリットがあります。
そこで利用者数が多く、検索結果でも上位に表示されるIndeedと連携することで、効果を最大化できるのです。
メリット4.有料掲載した場合にも予算管理がしやすい
Indeedは有料掲載をした場合にも、予算管理がしやすいことがメリットです。
Indeedはクリック単価や月額予算の設定ができるため、無駄なコストを支払う心配がありません。
Indeedに無料掲載するデメリット
- 無料掲載は他の求人に埋もれやすい
- 求人掲載以外の機能は乏しい
デメリット1.無料掲載は他の求人に埋もれやすい
Indeedは無料で求人掲載、運用ができますが、他の求人に埋もれやすいことがデメリットです。
無料掲載は有料掲載よりも下位に表示されるだけでなく、無料掲載をしている企業も非常に多いため、求職者の目につきにくくなってしまいます。外部のサービスに運用を代行するのもおすすめです。
デメリット2.求人掲載以外の機能は乏しい
一般的な求人サイトには「日程調整」や「案内メール」「データ分析」などの機能がありますが、Indeedは求人掲載以外の機能が乏しいです。そのため、他の求人サイトと比べると工数がかかったり、連絡が遅れて応募を取り逃したりする可能性があります。
これらの業務に人員をかけられない場合は、採用管理システムを利用したり、Indeedの運用を外注したりすることをおすすめします。
Indeed有料枠(スポンサー求人)の掲載料金は?
より多くの料金を支払うことでスポンサー求人の中でもより上位に表示させることが可能です。
では、Indeedのクリック単価はどの程度なのでしょうか。ここでは、Indeedの料金について紹介していきます。
- Indeedはクリック単価
- クリック単価は入札制
- 料金請求のタイミングは40,000円ごと
Indeedは成果報酬の「クリック課金型」
繰り返しになりますが、Indeedは「無料枠」と「有料枠」に分かれています。有料枠の料金は「クリック課金型」で、クリック数に応じて料金が発生する仕組みです。
一般的な求人サイトの「掲載料」のようなコストは発生せず、クリックされなければ一切費用がかかりません。
クリック単価の料金は「入札制」
Indeed有料枠のクリック単価は「入札制」で決定します。そのため、募集地域や業界、職種など様々な要因によって価格は変動します。
企業はIndeedの管理画面から「上限クリック単価(15円〜1,000円)」と「1日あたりに利用する上限予算」を設定できます。
クリック単価の価格に応じて表示順位も上下します。クリック単価が他の求人よりも安すぎると、表示順位が下がり、求職者の目にも付きにくく、応募が集まりにくい傾向にあります。
ただ、基本的には、Googleなどの検索エンジンと同様、ユーザーのニーズにあった求人も上位表示します。クリック単価を高額に設定したとしても必ず上位に表示されるとは限りません。
料金請求のタイミングは「利用金額が40,000円に達するごと」
Indeedで発生した費用は、登録されたクレジットカードから支払われます。
請求タイミングは「利用金額が40,000円に達するごと」で、40,000円に満たない場合は「月末締め・翌月月初払い」です。
Indeedへの求人掲載に向いている企業
Indeedへの求人掲載をおすすめしたい企業の特徴は以下の通りです。
- 求人広告費・採用コストを抑えたい
- 複数職種の求人募集をしたい(掲載料がかからないため)
- これまでの求人サイトで効果が出なかった
- 地方での採用や、海外での採用をしたい
- 採用サイトを多くの人に見てほしい
- 求人広告に慣れておらず、簡単に掲載できるサービスを使いたい
もしこれらに当てはまるなら、Indeedへの求人掲載を検討してみてはいかがでしょうか。
Indeed求人掲載の効果を高める「運用のコツ」
ここからは、Indeedに求人掲載する上で、さらに効果的に運用していくポイントを紹介していきます。Indeedの求人の効果を高める方法は以下の通りです。
- 「キーワード」を意識し、上位表示を狙う
- 応募者にわかりやすい求人票を作成し、応募率を高める
- 外注して最適化するのも手段の1つ
1つずつ詳しく解説していきます。Indeedは多くの企業が利用しているため、利用方法を工夫して求人が埋もれないようにしましょう。
Indeedを効果的に運用するコツ1.上位表示を狙う
応募数とは「応募数=表示回数×応募率」で決まります。そのため、Indeedで応募を増やすなら、「表示回数」と「応募率」を上げることが最もシンプルで効果的な方法です。
表示される回数を上げるためにも、まずは上位表示を狙いましょう。
Indeedの表示順位に関するアルゴリズムは一般に公開されていませんが、一般的には「設定しているクリック単価」や「情報の新しさ」「キーワード選定」「クリック率」などが重要となります。
クリック単価の相場は地域や職種によって異なるため、自社の求人に最適なクリック単価を設定することが大切です。データを見ながら金額を変更し、最適な単価を探しましょう。
また、古すぎる情報は他の求人に埋もれてしまうため、定期的に更新するといいでしょう。
キーワード選定のコツとしては、「どんな人材に応募してほしいのか」「その人材がどんなキーワードを使って求人を探すのか」の2点を考えることが重要です。
・新卒など若い人をターゲットとする場合…「ワークライフバランス」「プライベート充実」「新しいことにチャレンジ」など
・中途など経験者をターゲットとする場合…「職種名」や「資格名」など、ピンポイントのキーワード
選定したキーワードを求人情報に盛り込むことで、そのキーワードで検索した求職者に見てもらえる可能性が高まります。
また、「求職者に好まれるキーワード」でクリック率を上げると、上位表示が見込めるでしょう。
具体的には「リモートワークOK」「フレックスタイム制度」などの『自由な働き方』があげられます。これらのキーワードで求人を求職者の目にとめることも、求人の効果を上げる1つの方法です。
キーワードを選定する注意点としては、「キーワードを盛り込み過ぎると、想定していない求職者からのクリックが増えてしまう」ことです。
「多くの求職者に見てもらおう」と関係のないキーワードを盛り込みすぎると、自社が求める人材のイメージとは異なる求職者からの応募が増えてしまいます。その結果「余計なクリック単価」「余計な採用担当者の負担」が増えてしまう可能性があるため注意しましょう。
Indeedを効果的に運用するコツ2.応募率を高める
上位表示をするコツを紹介しましたが、いくら上位表示されても求職者が応募しなければ意味がありません。続いては応募率を高める方法を紹介していきます。
応募率を高めるには「求職者に働いている姿をイメージしてもらう」ことが最も効果的です。「どんな仕事内容で」「どんな仲間と働き」「どんな休日が過ごせて」「どんな福利厚生を受けられるのか」など、求人情報を詳細に記載しましょう。
- 職種…「営業職」ではなく「保険の個人向け営業」のように、扱う商品や売り込む相手を明確にする
- 仕事内容…「1日の流れ」や「実際にやること」がわかるようにする
- 労働条件…「勤務時間」「残業時間」「休日日数」などを明確に記載する
求職者は、どれか1つの項目でも不明な点があると「怪しいのでは?」「本当に応募して大丈夫かな?」と躊躇してしまいます。
「この求人情報を読めば、どんな様子で仕事するのかがすべてわかる」というレベルまで詳細を記載するのが望ましいでしょう。
Indeedを効果的に運用するコツ3.代理店などへの外注を検討する
Indeedで求人を効果的にしたい場合、外注するのも1つの手段です。
Indeedの運用は知識やノウハウがないと他の求人に埋もれてしまいます。「自社にノウハウがない」「運用する人手が足りない」という場合は、外部に任せましょう。
また、Indeedだけでなく、「自社採用サイトの作成・運用」など、採用マーケティング自体を外部に任せるのもおすすめです。
indeedのよくある質問
最後に、Indeedに関する「よくある質問」に回答していきます。
- 「いつ掲載される?掲載までの時間は?」
- 「Indeedの掲載期間はどれくらい?」
- 「Indeedへの求人掲載を終了するには?」
- 「Indeedの無料掲載は効果が出るの?」
- 「Indeedの求人掲載を有料枠にするには?」
- 「Indeedの運用って具体的には何をするの?」
- 「Indeedに掲載が終了してしまうのはなぜ?」
Indeed掲載のよくある質問①「いつ掲載される?掲載までの時間は?」
Indeed掲載のよくある質問②「Indeedの掲載期間はどれくらいなの?」
一般的な求人サイトの場合、掲載期間が定められており、掲載期間分の掲載料金がかかりますが、Indeedには掲載に料金がかからないため、掲載期間にも定めがありません。
Indeed掲載のよくある質問③「Indeedへの求人掲載を終了するには?」
Indeed掲載のよくある質問④「Indeedの無料掲載は効果が出るの?」
しかし、知識や時間が必要となるため、試行錯誤をしていくか、外部に運用を任せる企業も多いです。
Indeed掲載のよくある質問⑤「Indeedの求人掲載を有料枠にするには?」
通常の求人作成の最後に有料オプションを設定することで、有料枠への登録ができます。
Indeed掲載のよくある質問⑥「Indeedの運用って具体的には何をするの?」
Indeedの運用は「求人情報の改善」と「クリック単価・予算の調整」の2つが主です。
アクセス数やクリック数を見ながら、より応募されやすい求人情報に改善し、自社の予算と表示数からクリック単価の最適化を図ります。
Indeedで効果を出すためにはデータを分析し試行錯誤して改善していくことが大切です。
Indeed掲載のよくある質問⑦「Indeedに掲載が終了してしまうのはなぜ?」
Indeed掲載のよくある質問⑦「Indeedに掲載が終了してしまうのはなぜ?」
Indeedの掲載方法まとめ
ここまで、Indeedについて「掲載方法」や「有料枠と無料枠の違い」「求人掲載するメリット・デメリット」などを紹介していきました。この記事の内容をおさらいすると以下の通りです。
- Indeedとは、「求人に特化した検索エンジン」で、60か国以上で利用されている
- Indeedへの掲載方法は「直接投稿」「自社採用サイトに求人ページを作成」「求人サイトに掲載」の3パターン
- 無料掲載と有料掲載があり、有料掲載は「クリック単価がかかるが、上位表示される」
- Indeedの求人効果を高めるには「上位表示」「応募率アップ」が重要。ノウハウが必要となるので、外部に委託するのも1つの手。
ぜひこの記事を参考に、Indeedへの求人掲載を検討してみてはいかがでしょうか。